この記事では、動画に文字を入れる際に必ず守る必要がある、文字デザインのポイントについて解説します。

特に資料やPR目的で動画を作る場合、映像の中に文字(テロップ)を入れる場面が多々出てきます。

最近は、FacebookやTwitterといったSNSに動画を投稿すると、まず音声無しで再生される場合が多いので、文字の重要性はますます高まっていると言えるでしょう。

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さて、実は動画には、印刷物やWebサイトなど他のメディア以上に気を配る必要がある文字デザインのポイントがあります。まずは、サンプル画像を見てください。

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一見、何の問題も無さそうです。それでは、全く同じ文字がこんな映像に乗ったらどうでしょう?

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ちゃんと文字は存在しますが、全く見えませんね。せっかく入れた文字が見えないと、動画の重要なポイントを相手に全く伝えられないので、うっかりやってしまうのは大げさでなく「とてもキケン!」な行為と言えます。

静止画であれば、背景にあわせてその都度デザインを変えても良いですが、刻々と場面が変わる動画の中で、文章はそのままで文字のデザインだけがコロコロ変わってはとても不自然です。

そのため、動画上の文字は「どんな背景の上でも読める」デザインである事が大原則となります。

例えば同じ背景、同じ文字色でも

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これならクッキリ読めますね。「文字色と逆方向の明度を持つフチをつける」のは、動画上の文字デザインの大定番です。

同じ文字デザインで暗い場所のシーンでも

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このようにバッチリ対応できます。テレビ番組のテロップなどは、間違いなくこうした対策がほどこしてあるので、今度注意して観察してみてください。

フチどりは少々野暮ったい感じがする…という場合は、こんな影を使ったデザイン(ドロップシャドウ)もお勧めです。

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また、このような下敷き(通称「座ぶとん」と呼びます)を入れるのも、確実に読ませるには有効な方法です。

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他の多くの分野と同じく、動画の文字デザインも見た目のキレイさと同時に、「機能」がちゃんと働いているかがとても重要です。是非、この大原則を押さえた文字デザインを行ってください!

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大須賀 淳
映像作家、音楽家。企業ビデオ等様々な映像・音楽コンテンツを制作すると同時に、書籍や雑誌での執筆、世界トップクラスのオンライン学習サイト「lynda.com」等での講師、製品デモなども数多く務める。公式サイト「大須賀淳のバランス感覚」